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(1)標高差を考える

多分、槍沢から槍へ登る人は、槍沢で泊まるか、殺生で泊まるか、だと思います。で、これを迷われる方が実に多いですので、標高差の面から検証してみたいと思います。

各地の標高は、上高地が1500m、槍沢が1800m、ババ平が2000m、殺生が2850m、槍山荘が3080m、穂先が3180mです。トータルすると標高差は1680m。

初日槍沢泊まりだと、初日標高差は300m。これはこれは登山1年生でテント背負っていた僕でもあっけなく到着しましたので、体力的には非常に楽勝です。が、翌日は1380mののぼりが待っている。これは結構キツい。

逆に、殺生泊だと、初日1350mの登り。翌日肩まで150m、穂先まであと100m、となりますが、これは荷物を持って上がる必要がない。空身でピストンできる距離です。
あくまで標高差だけの計算ですが、実は槍へ登るためには、殺生へ泊まった方が楽!ということになります。いずれにせよ、必要な荷物を背負って1300mの登りをこなせることが槍へ登頂するための大条件になります。

さて、テント泊の場合はちょっと事情が違います。幕場はババ平、殺生、山荘にありますが、ババ平の標高差は500m。距離的には上高地から15キロ程度あります。翌日山荘へは1080mの登りです。翌日槍沢ならテントはもって上がる必要もない。従って、テント泊の場合はババ平に泊まるほうが楽!です。

(2)展望・・・・

槍沢は、実は何もない場所にあります。切り立った岩々も、槍の穂先も見えない。展望を槍沢ロッヂで期待するのは無茶、というものです。ババ平はそれよりはマシですが、ババ平からも槍は見えません。最低でもグリーンバンドの上へ行かなければ槍は見えないんですね。そうすると、展望を期待するのなら初日殺生へ上がりなさい、ということでもあります。槍へ行って、初日ババ平泊、2日目槍ピストン−ババ平泊、3日目下山、などというのは、確かに体力的には楽でも、槍が見られるのは2日目のほんの数時間になってしまいます。その間ガスがかかっていたらアウトなわけです。
もう1つ考えないといけないのは、高山は10時までが勝負だということ。ババ平を4時にスタートしたとして、穂先に立てるのは早くても9時。まあ、少し遅ければアウトでしょう。肩の小屋に泊まって翌日もう1度登る、というのであれば別ですけど、一般的には、殺生に泊まって早朝には槍に取り付くのがベターだといえます。

従って、よほど体力がないのでなければ、初日殺生泊 2日目槍ピストン殺生泊 3日目下山、というのが、多分展望的には一番優れるはずです。3日目天気が崩れそうなら2日目の行程は余裕ですから槍沢までおりてもいいですし、逆に天気が安定なら肩の小屋で日がなのんびりできるわけです。初日殺生に入れば、1泊2日の下山も可能です。

従って、僕のおすすめモデルプランとしては、小屋泊テント泊とも、

上高地−殺生(泊)−槍ピストンー殺生(泊)−上高地

となります。

(3)体力・・・

初日殺生へ入るにしても、槍沢泊まりにしても、いずれかの日には1300mのぼらないといけないですから、これが登れる人でないと厳しい。一番楽なのはババ平テント泊だと思います。

(4)技術・・・

槍ヶ岳の場合は、肩の小屋まではほんとうに歩くだけです。何も危険な場所は1つもない。鎖なんか全然かかってないし、はしごもないわけです。しいていえば二ノ俣のつり橋くらいですけど、河童橋を渡るほうがよほど怖い。
次に、槍の肩から、槍の穂先ですが、手をつかってよじ登る感じなので、どうしても3点支持がきちんとできないと、登れないというか、危険。だから、富士山と違って、「山に登ったことがないけど行ってみたい」、という人には、やっぱり「ゴメンナサイ」としか、言えない。それは間違いないです。登ったことがない人は、やっぱりちょっと練習してもらわないと。でも、それは、1年も2年も下積み(笑)をしないといけないってことじゃない。丹沢なら表尾根や、三峰山あたりを2度3度歩いて、確実な3点支持ができるようになれば、それでいいわけです。

誰にでも登れる、といわれている富士山は、その標高差が1800m近くもあります。単純比較はできませんが、体力的な問題を言えば、富士山よりは楽!と言い切ってしまって、いいと思います。

(3)岩場の通過に関する考察

槍・穂高に登るとすると、やはり、あの「岩場」、ハシゴやクサリの連続、というイメージがあるかと思います。実際のところ、槍の方は穂先だけなので大したことないですが、穂高の方は涸沢からある程度ハシゴやクサリが連続しています。
とはいっても、大抵の人は、低山ハイクなどで、かなりハシゴやクサリを経験しているはずなんです。それと、槍穂高の難所と、本質的な差異があるかどうか、については、私は基本的に「ない」と考えています。
槍や穂高の岩場が簡単だと言っているのではなjく、低山の岩場が難しい、といっているのです。
槍や穂高は、3000m級の山なので、そこに出てくる5mのクサリは、誰もが慎重に通過する。でも、標高1000mの山に出てくる5mのクサリはどうか。どちらも、落ちて打ち所が悪ければ、それなりの結果がまっているのに、である。
槍穂高の、一般ルートの岩場が難しい、と、思うのは、多分に心理的なものだと、言ってしまっていいと思います。難しいと思うから難しい。1000mの岩場で基本に忠実にきちんと登れる人なら、3000mの稜線でも同じことをすれば良いわけです。だから、槍穂高が登れるかどうかは、いかに1000mの難所で「基本に忠実」に上り下りできるか、に、かかっている、といえると思います。
ただ、高度のあるハシゴもあるので、高所恐怖症の人には辛いかもしれない。でも、槍穂高の魅力には、その「高度感」も大きい。その「高度」を、確実な操作で堪能してもらいたいと思う。

最終更新日: 2016/07/22 by htmltophp.php




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