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今回は、地元の山岳会リーダーとの登頂ということで、安倍奥の冬山の状況を教えてもらいました。
いわく、静岡の山ということで、やはり冬山という意識が少ない人が多く事故が多発しているそうです。
安倍奥といってもこの時期は確実に冬山であり、場所を問わず1〜3月頃まではアイゼンを持ち歩くのが常識です。特に雪山へ入り始めた人が勘違いしやすいのは、アイゼンが必要な季節でして、気温の低く雪が締まりにくい真冬はアイゼンが不要でも春めいてきて解けたり凍ったりを繰り返してガチガチの氷になってしまい、アイゼンが必要になる場面というのは山ほどあります。要するに、少し春めいてきたときの方がよりアイゼンの必要度が高いのです(勿論真冬でも必要です)
で、積雪の目安、なのですが、およそ安倍奥の場合、30〜40センチ、とみてください。以前は1m近く積もるのも当たり前だったそうですが、今はさほどの積雪があることは稀で、降雪直後でもない限りはそのような厳しい状況になることはほとんどないそうです。逆にいえば、積雪が少ないということは岩と雪のミックスルートになりやすく、また氷化しやすいということで、しっかりした夏山の歩行技術が求められます。この山域に冬場入るつもりなら、夏のうちからきちんとした重心移動を心がけて歩くことの基礎を磨いておくことが肝心です。
甘く見ている方が多いようですが、事故のないよう注意して楽しんでください。