昨晩須走口から登ってまいりました。
3人ひきつれてガイド役でいってきたのですが・・・・

ほとんどガイドの体をなしていませんでした。一番後ろで遅れそ
うな人を拾っていたのですが、自分自身が足を冷やしすぎて7合
まで30分程度の地点でいきなりふくらはぎに激痛。完全に足が
つっている状態で30分間、全く動けませんでした。震えが止ま
らないので雨具と予備に持っていたスキーウェア(この日はフリー
ス×2+スキーウェア体制)を着込んでみたものの回復がない。
チョコレートが喉を通らない状態だったので水だけ飲んで岩陰で
風をやりすごすと行動できるまでに回復したので他のメンバーと
連絡をとるため上へ向かうが、なにしろ足首を動かすだけでつっ
てしまう脆弱な足。5歩10歩歩く度に足を止めても、5分立て
ば結局足がつってしまう。
なんとか7合まで行くが、誰もいない。後で聞いたらわっきーは
速いからすぐ追いつくと思っただって。このヘンの指示を徹底し
ていないと何かあったとき辛い。やむを得ず上を目指す。
いよいよもう歩けない、というような状況で本7合で他のメンバ
と合流。リタイヤを告げるが、一応下山中に回収しやすい8合は
目指す。無理なら本7まで下りてくるので本7で回収してね、と
いうことで再スタート。雨混じりの中いきなりコース外まで飛ば
されそうな吹き降ろしの風(要するに登るのには向かい風)に尻
込み。山頂まで行くつもりかと聞いたら、「Yes」だって。
そこに見えている本8まで着くと、先行しているメンバーの1人
が行方不明。本来の登山道は鳥居をくぐって右へ曲がるのですが、
ずいぶん人が入っている直進の下山道を登った可能性もある、と
いうことで、両方から山頂へ向けてはさみ撃ち、ということで捜
索することになりました。で、崩れやすく体力が余計に必要な下
山道側からの捜索はガイド責任兼すでに登頂の目がなく登頂経験
多数でどうしても山頂へ行かなくてもいい僕が担当。ご来光も目
に入らずとにかく上へ向けて体力のある限り、ということで、最
後のヘアピンカーブの先、頂上直下標高差10mのところまでは
到達したのですが、すでに立てない状況で、山頂は諦めていまし
た。
で、下りに備えて湿布貼って30分ばかり休憩(ようやく立てる
状況まで回復)していたところで登山口側から登ったメンバーと
合流。ここまできたのなら山頂に立たないと、ということで、荷
物番を頼んで、空荷で3度座り込みながら山頂へ。

初登頂のときも、4時間で登ったときも、何の完動もなかった。

泣いてました。暴風の中一夜を過ごすことを覚悟した瞬間。動け
なかった30分。いつまた激痛に襲われるかわからず歩いた7時
間。何度諦めた山頂。ステッキに寄りかかりながら5歩歩いて座
り込む屈辱。他人の安全を確保する責任がある立場にありながら
体力に挑むことに対する良心の呵責。力の入らない足の代わりに
働いてザックのファスナーが握れない程疲弊した握力。満足なガ
イドもできなかったこと。友人の力を借りて歩いた最後の10m。
そして、入山から9時間15分後、最後の最後に勝ち取った全員
登頂。

山頂で来光を待つ間暖かいスープを飲ませてあげたくて持ってい
た水2Lだけ持ってもらい下山。ツェルトなどのガイド装備は念
のため最後まで手元に置いておいた。
ひざを痛めた人を背負って下ろしていたときには、私のザックは
2人で持って下ろされていました。その人の為にわざわざ買って
持ってきた湿布は、結局自分のために使われました。

7月29日10:00PM-30日11:00AM
須走口 5合-(登山道)-8.5合-(下山道)-久須志神社ー(下山道)-5合
                6H            3H15                 3H45
日帰り 4名


ドイツ人の彼はわざわざ新月の日を選んで登頂日を決めたため白
い部分が多い程綺麗に輝く星空に感動。めまぐるしく天気が変わっ
て楽しかった、だそうです。8月後半、今度は別のルートからチャ
レンジしてみたい、とのことで、すでに構想もはじまっているの
ですが、今年はいかないのでしょうか?
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最終更新日:
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