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(1)まず、私の準備から聞いて欲しい。

そもそも、蝶が岳は、ゴールデンウィークが5連休、ということで、低山とかでは勿体無いし、やはりそれなりの山へ行きたい、ということからはじまりました。私どもは、積雪未経験組なので、できればアイゼン不要でピーク が踏めるところ、というのが、一応条件として上がります。で、今回は、温泉行きたいし、やっぱり動物が出たりして、っ ていうんで、当初「北八ヶ岳(にゅう、天狗、本沢鉱泉)」あ たりを目指すつもりでした。ところが、下調べしているうちに、情報が錯綜してしまったんです。一応、私の手元で調べた情報、としては、「フルカラー特選ガイド・八ヶ岳を歩く」「長野県警春山情報」など。
ピッケル必要とか、天狗岳周辺では雪崩の虞があ り、という一方、アイゼンは必要ないがストックはあると便利、 登山道にはほとんど積雪なし、3月に入れば雪崩のおそれはな い、というのも。赤岳周辺では夏道が出ている、という情報も。 この場合、より慎重な方向で情報を読むのが、一般的に正解で すから、我々の技量では入ってはいけないことになります。むしろ 夏道の露出している赤岳方面の方が魅力のようにも見えるのです。
一番のネックは、ヤマケイJOY(冬)によれば、経験者と同 行、とのこと。いくら時期が違うといっても、やっぱり残雪が (それも少なからず)ある以上、安直なことはできない。 積雪が多ければ、樹林帯の中でも雪崩はあるというし、我々は 昨日まで雪山歩きをするつもりはなかったんで、雪崩に関する 知識も装備も全く持ちあわせていない。と、すると、ここへ入 るのは、得策ではないことになる。もともとの目的である本沢 鉱泉にしても、天狗岳周辺が技術的に無理なら行けない訳だし、 そうなると、3日間池の回りで遊んですごすだけになってしま う。積雪期にさほどの動物とめぐりあえるとも思えないし、や はりピークを踏みたいという気持ちが強い。

行きたい、というか、今興味を持っている場所としては、今は 黒部五郎、雲の平、平が岳、妙高/火打、北岳/農鳥岳、涸沢岳。 槍−穂高はもう1度、時期をかえて行ってみたい。 アルプス回りは論外として、妙高もまだ冬山。平が岳なんか麓 に雪の壁。ここで完全に頓挫。

行ける場所として、次に調査したのは、甲武信岳。積雪量は調 査できなかったものの、林道通行止とか、あと、沢筋を上がっ ていくのがイヤだった(雪崩は沢筋に沿って起こるのと、雪解 けの増水した川へ転落するのを警戒。彼女は川が好きらしいが 川遊びの時期ではないし、危険の方が大きい) 登山適期が6/下〜、ということは、一般ルートのつもりでの入山は、まだ かなり危険だと判断できる。
靴が、皮製とはいえ軽登山靴なので、イシイスポーツカタログ によれば、積雪期の2000m以上の稜線へ出るのは、装備貧 弱。テントの方は3季用なので、判断が難しいが、雪あり−雪 なし、という区分でいけば、装備貧弱と言われても仕方ない。

そうなると、ある程度春山、というのを覚悟してしまって、蝶が岳方面、というのが候補に上がります。長野県警によれば、蝶が岳方面は、例年より積雪が*少ない* 点、天候不順の場合上高地散策や、涸沢へ行っても十分遊べる 点、ヤマケイのツアー登山などで、5月の時期の槍・穂高岳に (明らかに蝶が岳より危険)初級者向=雪上歩行ができる程度 と記載されている点、などからいって、実力の範囲内かどうかはともかくとして、決して 実力を著しく超越していると思えない。ヤマケイJOYによれば、この時期(昨年でさえ)山頂には積雪無しとのこと。また、尾根筋に登山道 がついているため、常識的に言えば雪崩に巻き込まれる可能性 は、(この時期では一ノ沢あたりが登山ルートになっているこ とから考えても)基本的にありえないはず。 但し、今回のコースでは、稜線上で、迷いやすい、という情報 が長野県警より出ているので、天候不順時には慎重な行動が必 要。(=尾根がかなり広く滑落のおそれが低いという ことでもある)
こんなところから、蝶が岳山行は、決定しました。
(2)やっぱり、夏山とは違った!
登ってみて、思ったのは、やっぱり春山と夏山は、全然違う!ということでした。夏山に登ったから、次のステップは春山、という、訳には、単純にはいかない。
夏山、というのは、言っちゃえばちょっと本読んで、ある程度の体力があれば、登山道を歩いている限りさしたる危険はない。結局のところ、体力勝負みたいなものなんです。あくまで、漫然と夏山を登っても、結局春山に通じる技術は、身につかない。夏山と春山を埋めるギャップ、というのは、どんなに夏山を登っても、実際には身につかないと言っていいと思います。
それを踏まえた上で、夏山でこの位の経験があれば、春山に入って大丈夫、というか、この位の技能がなければ、春山に入るべきでない、という、ラインを、私なりに考えるとすると、
(1)道標が読める・・・・雪山では、地面に雪が積もってしまうと、どこが登山道か、わからなくなります。要するに、どこでも歩けちゃう、んです。ただ、どこでも歩いちゃうと、道に迷って遭難する。道標、つまり、赤ペンキのマークや、木に結び付けられた赤布、リボンといったものの、意味がきちんとわかっていて、きちんと自力で探せることが重要かと思います。
(2)地図が読める・・・・上に同じですが、雪山では、ルートファインディング能力が要求されます。夏山では、道を辿っていけばなんとかなってしまいますが、いつでも、「今どこにいるのか」が、はっきりと言えることが、雪山に入るための条件かと思います。
(3)予定の行程を1.5回登れるだけの体力がある・・・・アイゼンをつける、ということは、足下の重量が増える、ということに他なりません。足下の重量は、荷物の5倍効きます。その足を、夏山よりも1歩1歩高くあげなければならないのです。ちょっと考えれば、夏山より体力が必要なことはわかっていただけるかと思います。その上、雪山では、何かない、とは、言い切れないのです。無雪期ならコースタイム通りでも、積雪期ではコースタイムの倍もかかることが、十分考えられます。その時間は、しっかり行動できなければならない。道を間違えたらその分戻らなければならない。その分の体力も、はじめから計算に入れていないと、いつもギリギリの体力で山行をしていると何かあったときに危険な状態になってしまいます。
(4)自分自身で計画を立案できる・・・・よく、計画を他人任せにして、自分は歩くだけ、という人がいますが、ちゃんと地図を自分で見てここは危険、とか、何日の行程だから何が必要、とか、防寒具はどの位のものが必要、とか、逐一自分で調べていた人と、完全に人任せにしていた人では、やっぱり山の実力は、大きく違ってしまうことは、誰も否定できないと思います。
(3)その上で、何を勉強すべき?
(1)アイゼンワーク・・・蝶が岳や、北八ヶ岳では、ピッケルは必要ありませんが、アイゼンはやっぱり必要。取り付けの練習だったり、歩行の練習もあります。用具のアイゼンの項にもちょこっと触れましたが、できれば山岳団体できちんと学ぶべきだし、雪上歩行の基礎、などといった講座が、山岳雑誌に広告として出ていることがありますので、そんなのに参加するのも良いとおもいます。蝶が岳くらいなら、自力で登るのも大丈夫でしょう。ただ、アイゼンの使い方、くらいは、きちんと調べていく必要があるのは、言うまでもありません。
(2)雪・雪崩に関する基礎知識・・・・5月に入ってしまえば、まず雪崩の虞はありません。でも、やはり、知っておくべきだと思います。
雪庇の上を歩いてはいけないこと、全層雪崩は午後2時頃起きやすいこと、降雪直後や降雨直後は危険だということ、危険地帯は午前中のできるだけ早い時間に通過すべきこと、雪崩は谷へむかって流れること、30度〜40度くらいの斜面の下を歩くのは危険だということ、木の上から落ちてくる雪に十分な注意を払うべきだということ、雪が積もった屋根の軒下に安易に近づかないこと、などを知っておく必要があります。
(3)事前調査・・・春山に入るには、やはり事前調査、が必要です。同じルートを夏に歩いておければ一番良いですが、積雪具合や、ピッケルの要不要(滑落停止技術は、生死と直結するだけに滑落の虞がある場所へは、やはり山岳団体でしっかり技術を学んだ後に出かけたい。自力であがれるのはピッケルの不要な山、と考えるのが賢明かと思う)くらいは調査しないといけないかと思います。
(4)装備は、どんなものが必要?
(1)靴・・・・皮製、もしくはプラスチック製のものが必要です。布製のものではまずい。歩行が長期に及ぶ場合は特に、靴の中が濡れてしまうと致命的です。
(2)スパッツ・・・・同じ理由により、靴の中に雪が入るのは、絶対に避けないといけません。スパッツはとにかく必携です。
(3)ステッキ・・・・蝶が岳にピッケルは大袈裟ですが、やはり2本足で登るのは、基本的におすすめできない。夏山よりは、ステッキの重要性ははるかに高いです。
(4)ツェルト・・・・雪山に登るのであれば、必携です。夏山ならごまかしがきく部分も、春山では致命的結果につながります。
(5)テント・・・・天候が荒れなければ3季用で良いですが、できれば、4季用が欲しいです。
(6)シュラフ・・・・マイナス10度位に対応できるものが欲しいです。
(7)防寒具・・・・夏山よりも、多少余計にもっていく必要があります。
・・・あとは、夏山に準じたもので良いと思います。
(5)これだけは絶対注意しないといけない
天候。春山の遭難は、とにかく気象遭難。天候が荒れるとあちこちで遭難が起きるのです。天候の悪いときに下手に動きまわって居場所がわからなくなったりするのは最悪ですし、できる限り天候が良い時期を選んで登ったほうが良いのは言うまでもありません。雪が降っていたり、トレースがついていなかったり(トレースを頼りにするのも問題ですが)する場合は、自分は初心者なんだという気持ちにたって、引き返すことも必要かと思います。

最終更新日: 2016/07/22 by htmltophp.php




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