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左が、ステンレス製のシエラカップ小。105g。右は、同じサイズのチタン製。45g。 同じ機能でも、素材によってこれだけの違いがあるのだ。 チタン製の同サイズのもので、55gあるものも存在する。道具を選ぶ際、重量は重要なファクターだ。 確かにチタン製は高い。私は右のものを1,180円で購入した。左のものは780円。しかし、買えば一生使える。500円の差は、最初は痛いがトータルすれば誤差の範囲だ。 1つ1つの数字は小さいが、積み重なると何百gと違ってくる。料理用のはかりも手に入れて、重さをチェックしながら軽量化にいそしむのも、それはそれで面白い。 |
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キャラメルの空き箱、カギ、トイレットペーパーの芯、硬貨、コードロック、ガスボンベのフタ、カード類、フィルムケース・・・こんなものにも、確実に重さは存在する。左の例を見て欲しい! たったこれだけで、38gを示しているのである。 コードロックでも、1個あたり2〜3g。20個なら50〜60gが軽量化できる。キャラメルは箱から出して持ってくるだけで、なんと5gの軽量化だ。お金を使うばかりが能ではない。ひもの結び方も覚えようではないか。 |
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下が私の普段使っているカギ。家用とクルマ用、遭難したときの身元証明を兼ねた笛。合計36g。 上は、新車を買うとついてくる鍵とディーラーでくれるキーホルダー。合計60g。 樹脂のついたマスターキーは18g。私の使っている合鍵は13g。 重さ云々もそうだが、山中でなくしたりすると、後が大変である。イモビライザ付きなら仕方ないが、合鍵を作っておくにこしたことはない。 |
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左の10本爪軽アイゼンは、368g。 右の5本爪の軽アイゼンは、74g。 5本爪のほうが軽いが、こんなもので雪山へ行ったら、それこそ遭難のおそれあり、だ。残雪期の山に必要なのは、左のアイゼンなのだ。夏山の雪渓でも、経験者なら右のもので良いが、雪上歩行になれていない人は左の方が良いかもしれない。 何でもかんでも軽量化すれば良い、というものではない。軽量化によって必要な性能をも切り捨てる、などということがあってはならない。 |
| 軽量化前 | どのようにする? | 軽量化後 | さしひき | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 登山靴 | 皮製登山靴 | 2,600g | 布製軽登山靴にすれば1,200gになるが、やはり夏山とはいえ、3日の行程なら皮製の方が安心だ。布製ならさらに軽量化可 | 皮製軽登山靴 | 1,800g | △800g |
| ザック | 50L程度 | 2,100g | 装備を絞り込むことにより、ザック自体を、1回り小さいものにする。 | 45L程度 | 1,500g | △600g |
| ザックカバー | 50L用 | 130g | 上に伴い、ザックカバーも変更。 | 45L用 | 110g | △20g |
| 雨具 | ゴアテックス | 650g | 左はモンベル・ストームクルーザー。右は、ラテラ・ダーミザクスレインウェア。いずれも軽量であり、ほとんど効果は得られなかったが、TNFなどの雨具では、900g近い重さを示すものもある。 | ダーミザクス | 610g | △40g |
| 傘 | 折り畳み傘 | 300g | 傘は、便利といえば便利なのだが、思い切って割愛。 | △300g | ||
| ストーブ | 3000kcal一般用ストーブ 300g スタッフバッグ 30g ハンカチ 20g ガスライター 60g ボンベ2 390g×2 |
1,190g | 中程度のストーブ(バーナー)は、一般的にいって4人用など、大人数向けの装備だと思う。たとえば、EPI
オート2(368g)を、スノーピーク・チタン「地」(74g)に変更すれば、294gの軽量化が達成される。 標準でついてくるスタッフバッグより軽いものを捜し求めるのも由。 スタッフバッグの紐自体を細いものにしたり、コードロックを、自分で結ぶようにしたりすると、さらに5g程度の軽量化。 私の場合、ストーブは直接中のものとあたって傷がつかないようハンカチで包んである (これも、水気を切ったり、万一怪我をした場合の三角巾などに使用するので、決して緩衝材という意味ではなく、もっと重要な装備である) 切れるのをヒヤヒヤしながら予備のボンベを持つよりは、新品を1つ持っていくべし。2泊3日なら予備はまず不要だろう。 |
2,500kcal軽量ストーブ 85g スタッフバッグ 15g ハンカチ 15g 100円ライター 20g ボンベ1 390g |
525g | △665g |
| 食器 | ステンレスクッカー×1 300g ステンレスシエラカップ×4 600g 箸+スプーン+フォーク+ナイフ 75g×2 ステンレスコップ 85g×2 缶切り 50g |
1,250g | チタン製へ切り替えていくのが基本。コップは、切り捨ててしまえばほとんど必要になる機会はないだろう。なかには左の例より余計に持っていく人もいるが、右のような例でも1汁1菜は十分可能。 ちなみに、この数字は、2人分の荷物である。 |
チタンクッカー 165g チタンシエラカップ小×2 120g 大×2 180g 箸+スプーン+フォーク 55g×2 |
575g | △675g |
| ヘッドランプ | 単3×4本使用のもの 210g 電池 4本 80g 予備電池4本 80g |
370g | これも、小型軽量なものに変更するのが基本。ただ、あまり小型なものだと光量が足りなかったりすることがある。 | 単3×2本使用のもの 160g 電池2本 40g 予備電池2本 40g |
240g | △130g |
| ツェルト | イシイ・ツェルト | 600g | 夏山でも、行程3日となればツェルトは持ってほしい。 | モンベル・ULツェルト | 390g | △210g |
| 着替え | 長袖シャツ下着 225g 化学素材タイツ 190g シャツ 240g セーター 315g フリース 480g 化学素材くつ下 60g かえパンツ 50g スタッフバッグ 35g |
1,595g | 真冬のスキー場でも、フリースとシャツがあれば寒さを感じない。いくら3000mであっても、まず氷点下まで下がることはないので、これは大袈裟だろう。 | 長袖シャツ下着 225g フリース 400g くつ下 60g パンツ 50g スタッフバッグ 35g |
770g | △825g |
| 鍵・財布 | キーホルダー 90g 財布 300g |
390g | 結構これが効く。軽い財布と、いらない鍵の除外は、なにしろお金がかからないだけ非常に有利。すぐやるべきだ。 | キーホルダー(IDホイッスル) 35g 財布 260g |
295g | △105g |
| 救急セット | サバイバルシート 55g 細引き10m 45g コールドスプレー 75g テーピング 125g ビニール袋 8g かぜ薬 1g 虫さされ 25g ろうそく 15g ばんそうこう 5g 安全ピン 3g アーミーナイフ 60g スタッフバッグ 20g くつひも予備 30g |
467g | ほとんど軽量化の余地がないが、ナイフを変更。くつひもの予備は、細引きで代用した。 携帯酸素をお持ちなら、やめるべきだろう。はっきりいって、ムダ。 |
サバイバルシート 55g 細引き10m 45g コールドスプレー 75g テーピング 125g ビニール袋 8g かぜ薬 1g 虫さされ 25g ろうそく 15g ばんそうこう 5g 安全ピン 3g ナイフ 28g スタッフバッグ 20g |
405g | △62g |
| 巻き紙 | トイレットペーパー | 200g | 2泊3日で1巻は使わないだろう。芯を抜いて、半分位使ったもので十分だ。 | トイレットペーパー | 130g | △70g |
| 地図 | 地図 30g コンパス 25g |
55g | 軽量化の余地なし。ケースの厚紙や、ガイドブックの類は置いてきたほうがよいだろう。 | 地図 30g コンパス 25g |
55g | 0g |
| 水 | 500mlペット×2 1070g 1Lペット×1 1060g |
2130g | 軽量化の余地なし。 | 500mlペット×2 1070g 1Lペット×1 1060g |
2130g | 0 |
| 合計 | 14,027g | 9,551g | △4,476g |