★前日はパスタを食え
★持ち物にはチョコレートを入れとけ
まあ、おまじないです。人間のカラダには、2つのエネルギー源が蓄えられています。
いわく、糖質と脂質。
登山で主に使われるエネルギーは脂質ですが、脂質はエネルギー量が小さく、なおかつ
燃えにくいという性質を持っています。ですから、脂質を燃やすためには、少しばかり
たきつけが要る。それが糖質です。糖質はエネルギーの力は強いのですが、体の中には
あまり蓄えられていません。有酸素運動慣れした人でも2,3時間あれば使い果たしま
す。たとえばしょっぱなからオーバーペースだったりして、使い方がうまくないとそれ
より短い時間であっという間になくなってしまいます。糖質が切れると、脂質が燃えな
い=エネルギーがあがってこない=糖質のかわりに筋肉を溶かして脂質を燃やそうとす
る、という循環になります。やってくるのは非常にキツい無駄な筋肉痛。
で、冒頭の言葉に戻るのですが、パスタ(スパゲティなど)は非常に質の良い糖質で、
筋肉の中に蓄えられやすい性質を持っています。まず、登りはじめるときにいっぱい
糖質を筋肉に蓄えてやろう、ということです(カーボローディングといいます。パス
タによるカーボローディングはホノルルマラソンなどでも実績のある方法です)
パスタが嫌いな人は無理に食べなくていいから、ごはんやパンを多めに食べておけば
いいでしょう。
そして、行動中失った糖質を補給するものが手元にあればいい。手ごろなのがチョコ
レートです。昔は飴でも良かったのですが、今は飴はノーカロリーのものがほとんど
です。糖質の補給にならないので、糖分を含んだものを選んでください。
ごはん、おにぎりの類は、でんぷん質なので、食事から糖分になるまでは2〜3時間
はかかります。遅効性なのです。砂糖系は直接糖分なので効果も早いです。でも、疲
れきる前にチョコチョコかじりながら行くと、理想的な効果を得られるでしょう。
★前日はさっさと寝る。トレーニングは3日くらい休む
本番の前に何かしらトレーニングしている人は、トレーニング疲れのまま富士山行き
にならないように、登山3日前くらいから休養に入ります。
あと、睡眠不足は体力の3割を奪います。夜行でいくのであれば、1時間でも30分
でも、寝ておくのが安全です。
★夜行バスは寝たもの勝ち
夜行バスは寝られる人と寝られない人といて、僕は寝られない方なのですが、とにかく
寝た者勝ちです。アイマスク、ピロー、耳栓などを駆使して、目的地まで1時間でも余
計に寝ておきましょう。