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| 必要度 | ★★ 日帰りだったら持っていくかどうかは好みの問題。温かいものが飲みたいか食べたいかにより。自炊するには必携で故障すると食べられない。非常装備としてもかなり有効なので重くなければ使わないと思っても持っていくのが吉。僕は日帰りでも持っていきます。 |
| 道具選びの重要性 | ★★ 人数と、あとはコーヒーを飲むだけラーメンを作るだけなのか、食事を作るかの別により。 |
| この道具が必要な山行 | 温かいものが飲みたいとき食べたいとき。素泊まりやテント泊では必要。 |
| 予算 | 5千円〜1万円程度。 |
バーナー、もしくは、ストーブ(=携帯コンロ、というか、stoveという英単語自体暖房用具よりも調理器具をさすことが多いようです。)は、大別するとガスを燃料とするものとガソリンを燃料とするものにわけられるかと思います。灯油やアルコールを燃料にするもの、液体燃料なら何でも燃やせるものもありますが、一般的ではないですし、そのようなものを選ぶ方は私が書くまでもなくきちんとした選択眼を持っているでしょうからあえてとりあげません。
(燃料の別)
ほとんどガスの独壇場になっています。軽くて値段が安く、しかも構造がシンプルですので故障も少ないです。
テントを燃やしてしまった、といった事故も少ないのがガスの利点です。もともと火器はテント内で使用するものではありませんが、そうはいってもテント内で使わざるを得ないことも多いものです。そういったとき事故が起きているのはほとんどの場合ガソリンストーブだ、というのは周知の事実です。
以前はガソリンストーブの方が火力が強かったのですが、今はほとんど違いがありません。
ガスストーブはガソリンないし灯油ストーブと違いプレヒート(予熱)が必要ありませんので、ガスならガソリンストーブで組み立ててプレヒートしている時間でお湯が沸いてしまいます。
一方、ガスストーブの欠点は、低温と風に弱いこと。燃費が悪いことも挙げられると思います。また大人数のグループの場合、ボンベのゴミが多くなることも問題だと思います。
では、どの位低温に弱いか、というと、僕が使っているマイナス10度をちょっと下回る位までの範囲では、ガスで致命的な問題は起きていません。ただし、低温下ではかなり神経質な取り扱いをしています。たとえば、半分以上減ったガス缶は山へは持っていっていませんし、雪の上に直置きでは使っていませんし、心配なときはガス缶はシュラフの中に入れて寝ています。また手で暖めて使うようなこともしばしばです。それでも、ガソリンの神経質さに比べれば、僕ははるかにマシではないかと思っています。
それ以下の気温でも安定して使えるのはおそらくガソリンのほうでしょう。ただ、それ以下の気温というのは、完全に冬山ですので、こんな場末のサイトではなく、山岳団体の指導のもとで登山をしてもらった方が安全ではないかと思います。
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ガスストーブ。写真のもの(EPI REVO-3500)はチタン製で約100g。1〜2人ならこの位のサイズで十分です。このモデルは小型ながら安定度も高く、さらに火力も中型のものと遜色なし。一押しです。 ガス式一般にいえるのですが、上に大鍋を載せると重心が高くなり安定しません。写真のような安定脚も売られているので、安定感に不安があると思ったら購入しておくのも良いのではないかと思います。その点ガスボンベとバーナー本体が分離しているタイプのものは大鍋を載せても安定するので大人数パーティ向きだと思います。 |
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こちらはガソリンストーブ。厳冬期や、大人数のベースキャンプで有効です。風や低温に強く過酷な条件下でも安定した火力が出てくれます。とはいえ、構造上取り扱いが難しかったり、火力の調節が難しかったり、撤収に時間がかかったり、ないしは重量的にも重くなってしまいますのであまり一般的ではありません。 一般的にガソリンストーブは予熱(プレヒート)が必要ですが、写真のモデルはプレヒートが必要ありません。 |
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アルコールストーブ。味はあるが、1つ目のストーブとしてはちょっと使い勝手がよくないかもしれません。 |
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写真のような、分離型のストーブもあります。僕は冬よく土鍋をやるので、土鍋を載せられるごとくの大きいやつがほしいな、と思って買ったのですが、非常に使い勝手がよく望外に大活躍しています。ひっくりかえす心配もないし、大きななべをかけることができる。 欠点は、重量なんです… 夫婦2人だとちょっとこのサイズはおおげさですけど、グループでの登山が多い場合は、誰か1人こんなのを持っていると重宝すると思います。 というわけで、2つ目のストーブを検討している人には、これはオススメです。 今は分離型のやつでも、写真のものよりもっと軽いのが出ていますから、できるだけ軽いものを選ぶといいでしょう。 |
(重量)
当然軽いものがおすすめなのですが、ごとくの小さいものは大きな鍋を載せたときに安定しません。また、小型のものは風に弱いですので、あまり軽いのはどうかと思います。
(火力)
単独、2人くらいだったら3000calあれば十分なのではないかと思います。ただ、食事を作るなら1人でも2000kcal以上ほしいと思います。
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左上が500缶、右上が250缶、下が110缶。ガスの中身の重量が、それぞれ500g、250g、110g(前後)になります。 で、いちばん一般的に使うのは、250の缶だと思います。ふつうに山を登っていて、この缶を使っている人をみかけることがいちばん多いです。 110の小さい缶だとすぐにガスがなっくなってしまうので、ここ1番の登山で、軽量化が必要な場合に主に使われます。コーヒーを飲むだけとか、あまり火を使う機会がなかったり、もしくは非常用のためにもっておく、なんていう用途も考えられるでしょう。 500の缶は長く持ちますが、重量が重いですので、たくさんガスを消費するような使い方のときに使うと良いです。たとえば、鍋パーティや煮込みもの(シチューやカレー、ボルシチの類)をする場合は長時間火をつけておかないといけないので、500の缶が便利です。僕らが冬場土鍋を囲み、朝のこった汁でうどんを作ったりすると、だいたい3泊で500缶が終了します。 また、冬場、暖房の代わりにしばらく火をつけておくこともありますが、そういう用途でも500缶は心強いでしょう。 長期の縦走の場合、大きい缶を持つと重量の都合上良い場合もあります。たとえば僕の場合、7〜8泊くらいで500缶が使い切りになります。2週間くらい山の中に入るときは大きな缶が2つ。1週間以上なら500缶と250缶を1個づつ、1週間なら500缶を1個、という具合になります。 |
中途半端に中身の減ったガスをどうするのかは、岳人を悩ますテーマの1つのようです。
ガスは、ガス缶の内容量が減ってくると火力が落ちますし、また低温に弱くなりますので、最後をどうするのか、実はちょっと問題です。
まず、ガスの中身がどの位入っているのかを知る方法ですが、ガスにも重さがありますから、はかりではかってみればいいのです。おそらく、空の250缶は170g前後です。満タンの250缶は380g前後。従って、料理用のはかりにのせてみれば、その缶が一杯入っているのかどうかわかるわけです。でも、振ってみて、だいたい半分くらい減ったな、そろそろ危ないな、というのは、およそ勘でわかるようになるので、こまめにふってみる癖をつけるといいかもしれません。
ガス缶は、減れば減るほど低温に弱くなりますから、だいたい3分の1以下になったら、冬山へは持っていかないようにします。この、冬の間にたまる「中途半端に残ったガス缶」は、僕の場合、夏まで持ち越して、主に夏の日帰りの山やテント1泊くらいの山で消費されることになります。
夏場でいくと、僕はだいたい250缶ならテント泊で3泊くらいまで持っていって、その後は日帰りにまわします。振ってみて、底に少しだけ残っている感じの缶(そろそろあぶないな、というもの)をもっていくときは、別の予備の缶(冬の間にたまった使いかけ)と2本持っていきますが、そろそろあぶない缶は山へはもっていかずに、自宅のベランダか何かでコーヒーでも作りながら紀行文をまとめたりするのに使うようにしている人もいます(一酸化炭素中毒になるので室内では使わないように…僕は使ったことがありますけど、一応窓はあけてやりました)
ちなみに、中途半端に残ったガス缶の中身を別のガス缶に移す器具も売っているのですが、これは僕はあまりおすすめしません。新品のガス缶が300円。底に残ったガスなど金銭的にいくらのものでもないですから、器具を買って簡単にもとがとれるとは思えないですし、それで失われる安全は僕は大きいと思っています。コンビニなどで買えるカセットコンロ用のガスを充填したりしている人もいますけど、専用の器具を買って毎回詰め替えるよりは、カセットコンロ用のガスを直接取り付けられるバーナーをもう1つ買った方が、安全だし手間を考えればそんなに高いものではないと僕は思っています。
(テルモス)
カップラーメンを作るとか、コーヒーを飲むくらいの用途ですと、バーナーよりもテルモスの方が手軽だったりします。
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テルモスに熱湯を入れていき、カップラーメンを作ることが可能。年中カップラーメン派の人にはこちらの方が手軽でおすすめかもしれません。 |