さて、もう1度ダイエットの本質に戻ってみたいと思います。ダイエットとは、要するに体脂肪を減らすことであって、体脂肪を減らすためには体脂肪を燃焼させることが必要であるわけです。
この場合において、有酸素運動と無酸素運動、という話は聞いたことがあるかと思います。脂肪の燃焼は、詳しい話はこっちへ置いておきますと、
脂肪+酸素→エネルギー+水
、という具合になる、有酸素運動にあたります。
しかし、脂肪は単位あたりのエネルギーが小さく、しかも燃えにくいので、過度の負荷がかかった場合脂肪の燃焼だけでは追いつかず、炭水化物の燃焼による無酸素運動が発生します。
炭水化物→エネルギー+疲労物質(乳酸)
即ち、負荷が高い領域において無酸素運動が行われることにより、運動の長時間の継続が困難となるわけです。
では、どの程度の領域において無酸素運動モードに入るか、と申しますと、ATという分水嶺がありますのでここでご紹介しておきたいと思います。
AT=(220−年齢)×0.75
何がATかと申しますと、運動中の心拍数がこの数字をこえた場合において無酸素運動となる、といわれています。即ち、ある一定以上の負荷の運動は、ヒトはおよそ長時間継続することができない、ということになります。
ダイエットにおいては、↑の通り、脂肪が燃焼することが、第一義です。従って、高い負荷の運動には、あまり意味がありません。AT値ぎりぎりの負荷において時間を延ばしていくのが、一番効率がいいわけですが、実際にはこれより低めの値を維持するのがいいわけです。