焼いてみました

この夏も予定通り、当初の計画通りに山に登れませんでした(意味不明)ので、
余ったお金で写真を焼いてみました。
普通の方が「写真を焼く」といいますと、サービス大で余計に発注する「焼き
増し」というのを想像されるかと思いますが、今回焼いたのは、半切という、
ノートを見開きにしたくらいのサイズです。これが、登山地図と同じくらいの
大きさの額に入って飾られます。
僕自身はそんなに期待はしていなかったのですが、見た瞬間、あのときの息を
飲むような光景がよみがえってきました。ネガでは絶対に出せない、あのとき
の燃えるような赤い空の色も、まさにあのときのままです。ポジで見たときも
綺麗でしたが、やはり写真は焼いてなんぼです。額に入れたら、どこかのプロ
が撮った写真のように見えてきました。
あまりにも嬉しかったので、もう3枚焼きに出しました。ネガからポジに切り
替えるにあたって、少なからぬ投資をしてきましたが、あの瞬間、なにか報わ
れた気がします。
写真は道具ではなく、チャンスとハートで撮るものです。僕だけにチャンスが
巡ってくるわけでもありませんし、駆け出しの僕よりも年季が入ったカメラの
ベテランに余計にチャンスが回ってくるわけでもありません。ただ、山へ行っ
た回数分だけ、その回数に応じてチャンスが回ってくるのです。
あの最高の瞬間を探しに、山へ行こう
この写真を見ていると、そう思えてくるのが不思議です。そして、厚い霧に
包まれた、何の展望もない山に登るのです。
(2000.9.12)
最終更新日:
山旅メーリングリスト - www.tozan.org