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現在、大病で倒れています。ここに文章がのっかるということは、ようやくパソコン
に向かえる位回復したわけですが、発病から2ヶ月を経過して、その間にやったこと
といえばテレビを見ることばかり。車に乗れないということもあって山ヤからは一番
遠い生活を余儀なくさせられています。
過日、そのテレビで塔ノ岳からの中継をやっておりました。塔ノ岳といえば、丹沢の
一番表側の、たいした面白みもない山の代表のような山です。僕は10回弱くらい登
頂しているのですが、正直いって塔はもういいや、と思っていました。
いつ山へいけるようになるのかわからないような状況で毎日を過ごしていて、その中
継を見たときに、過去の登頂経験を思い出して、そして思ったのは「塔ノ岳へ行きたい」
ということ。たいした面白みはなくても、山はやっぱり山でした。
そして、それは山へいけなくなってはじめてわかる。山を選り好みして、あの山はつ
まんないなどと言い出すのは贅沢なんだと。
今は、塔ノ岳にいきたい。
そしていつか、はっきりといきたい山を挙げられることは、幸せなのだと気づくのです。