
個人的な興味から、再び「ゴアテックスでない」雨具の長期テストを
することになりました。
今度身銭を切って買った雨具はベルグのストームセイバーIIIです。
購入価格は9990円。
というのは、僕は富士山登る人(や、アルプスめぐりをする気のない
登山初心者)にこの雨具を推奨している。自分で推奨している以上、
品物に対する責任がある。
今までは店員さんの話を聞いて推奨してきたけど、1つ自分の体で実
験してやろうと、思い立ったので買ってみた。
登山界には「雨具はゴアテックス以外はありえない」と主張する人がいる。
だが、実際には非ゴアテックス素材の雨具も登山用として売られているし、
店員さんも「さほど厳しくない使用条件ではおすすめできる」と言っている。
そして、僕自身が実際にダーミザクスというゴアテックスではない素材の
雨具を10年弱使って、アルプスもめぐって、別に問題があったわけでは
ない。
そこで、本当に、1万円以下の非ゴアテックスの雨具は使い物にならない
のか、僕は身銭を切って再びテストしてやろうと思ってみた。
参考URL:
http://tozan.org/column/20100910.html

重量の比較:
一般的なゴアテックス雨具(左) 600g
ストームセイバー(右) 725g
左がM寸、右がL寸だということは考慮してください。それでも、若干重めです。スタッフバッグを持ってみると、あ、ちょっと重いな、という感じがしました。
この、100g前後の重さを、重いと考えるか、誤差と考えるか。
僕はライトなユーザーなら、そんなに気にするほどの重量差ではないと思うのですが。
ちなみに、ハンガーにかかった状態で持ち比べても重さの差はわかりませんでしたので、着た状態で重さの違いはわからんだろうと思います。

梱包の比較:
やはり、一回りおおきいです。実際には梱包のサイズというのは使用感には関係ないのですが、まあでも、気にはなりますよね。

袖口のつくりは標準的。すこし作りが細いという意見もあったが、僕の体型では問題なし。

わきのしただけ別色になっているが、これはすれる部分だけ強化してある、というわけではなさそう

ポケットがメッシュになっているが、これは中身が汗で濡れてくるのでよしあし。僕はあまり好きではない。

フードは面ファスナーで調節可能。いまどきとしてはごく当たり前だがよくできているつくり。

前は撥水ファスナー+面ファスナー留め。いちばん下はボタン。標準的な雨具のつくりとはいえ、ストームクルーザーの止水ファスナーに慣れてしまうと、ちょっとメンドクサイ。

ポケットの位置、つくりとも登山用としてかなり考慮されている。

ボトムの色は選べず、黒っぽい色になる。
これはどの雨具もそうなんだけど、もうちょっと足元のファスナーが長いと登山靴をはいたまま着用が楽にできるようになるのだが。この長さだとぎりぎりなのでしんどい。

裾を絞ることができる。このへんのつくりはBAILESUよりもよくできている。

ウエストの絞りも標準的

目止めもしっかりしている。素材は若干厚めで耐久性も問題なさそうな感じ。かぎ裂きなどに対する強度は長期テストを待つしかない

首まわり。この布が水を吸うのだが、標準的な雨具の標準的なつくりだと思われた

耐水圧は若干ゴアテックスにゆずるが、バイク用じゃないからね…
透湿度はゴアテックスを凌駕する。

抗菌加工が施されている
というわけで、雨具の「つくり」に関しては手抜きがないとみられる。
(2010.9.13)
えっと、持ち歩いてはいるのですが、いまだに1度も雨にあたっていないので長期テストになっていません。
だから、ライトなユーザーの雨具は、そういうものなんですね…
(2011.1.14)
相変わらず持ち歩いているのですが、いまだに1度も雨にあたりません。
(2011.3.20)
相変わらず持ち歩いているのですが、いまだに1度も雨にあたりません。
(2011.7.26)
あんまり雨にあたらないのもアレなので、無理やり雨の中山へ行って使用してきました。うん、ゴアと一緒。
とりあえず、新品の使用感としてはゴアと一緒です。富士山「1度きり」、という人はやっぱりもったいないか
らゴアテックス買っちゃいかん。いや、お金がありあまってるなら別ですが。
これが、あとどう性能低下していくかが、問題なんだよね…でも、このペースでの使用頻度だったら、5年、下
手すると10年くらいいけるんじゃないかな。
(2011.8.2)
2011年8月に1度使ったっきり、再びザックの重し化しています。複数の雨具を使い分けているというせい
もあるのですが、結局ライトユーザーの雨具って、そういうものだと思うんですよ。
さらにまた別のゴアでない雨具を買ってしまったので、この雨具は結局雨の中に突撃しに行った1度きりの使用
で、誰かにあげちゃうかも…
(2012.5.14)
